以前の穴のないレンズの場合は、手術の際使用する粘弾性物質を手術終了時に抜くことが大変でした。
後面から前面への水の流れをスムーズにするため、虹彩にトンネルを作成する必要がありました。この虹彩切開は時として角膜内皮細胞を傷つけてしまうこともありました。レンズ中央の小さな穴によって作られる後面から前面への水の流れが、手術・作業を簡易化し、術後の眼圧上昇も抑える役割を果たします。
①3ミリの切開創からインクジェクターにて挿入します
②眼内でゆっくり広がります
③支持部を虹彩の後ろに挿入します
④アイシーエルを毛様溝に留置します
角膜を削ることが出来ない強度近視の方、角膜厚の薄い方、角膜形状不正の方にも利用できます。※術前検査の結果により、利用できない場合があります。
角膜を削る屈折矯正手術と比較して切開創が小さいため、術後ドライアイの発症するリスクを軽減します。
収差の増加が最小限でコントラスト感度の低下がないため、色鮮やかな見え方を実感できます。